車買取の基準
車を買い替えることになり、数件の新車ディーラーで下取りの査定してもらったが大差ない下取り価格であったのに、買取業者に査定してもらったら買取価格が大きく違ったと言う経験がある人も多いのではないでしょうか。
車メーカーの新車ディーラーでは、下取りした車は、基本的に自社の中古車センターで販売するものとなっています。このため、車メーカーは全国で車を販売していますので、下取りした車も全国の系列中古車センターに回ることになりますので、基本的に同じ車種で同じ年式であれば同じ価格になるように基準が設けられています。
しかし、車の買取業者はメーカーとは独立した企業となり、しかも個人経営の買取業者が多いため、買い取る車の基準は異なって当然ということになります。
買取業者の場合、一応基準となる価格を設定されていますが、市場価格に応じた設定となっています。中古車の市場価格とは、一般的に中古車のオークションで取引されている平均的な価格が設定されています。
このため、中古車の流通量や人気により市場価格は大きく変動することになりますので、車を売るときの価格も時に応じて変化するものとなります。また、車が不幸にも事故で破損してしまった場合、下取り場合では廃車扱いとなりますが、買取業者によってはスポーツカーなどでは事故車でも高く買い取ってくれることがあります。
また、小傷やへこみにおいても大きく査定に影響しない場合もあり、変に修理してお金をかけて査定に出すよりも良い場合があります。
車を売るために車買取業者に査定する場合、車種や年式、その時の人気や需要によりある程度は、査定額が決まってしまいます。
今乗っている車が故障してしまい直ぐにでも買い替えないといけないのであれば仕方ありませんが、乗っている車が問題なく乗ることができるのであれば、車ディーラーの決算期となる3月まで待ったほうが得策となります。
新車ディーラーや中古車ディーラーの決算期となる3月は、販売ノルマが通常期よりもかなり厳しい販売ノルマが課せられているため、値引きが緩むことが多くなっています。
また、3月、4月は、新入学や新社会人となる人が多くあり、車を購入する人が多くなるため新車、中古車の需要が増えることになり、特に中古車は初めてマイカーを持つ人には経済的な負担を少なく購入できることから人気があります。
このため、より多くの中古車を仕入れる必要があるため、車買取業者としても他社に負けじと通常よりも高額査定を示す傾向にあります。
日本人は、車を大切にすると言われており、週末にはコイン洗車場はどこも満員となっています。車を売って買取査定や下取りに出す場合、汚れた車よりも綺麗に洗車された車のほうが大切にされた車という好印象を持つことになり、車の査定に影響するものとなります。
また、車は当然動いて価値のあるものとなりますので、車の心臓部となるエンジンの調子にも査定に影響が出てきます。車はピカピカでも、エンジンオイルを交換していないため、エンジンの調子が悪い状態であれば大きく減点の対象となってしまいます。