人気車を売るのは
若者の車離れが深刻化する中で、経費の安い軽自動車が依然として人気が集中しています。毎月、日本自動車工業会が発表する月産売上のトップテンの内、６台が軽自動車という結果からも軽自動車に人気があり売れていることになります。
しかし、これが１０年前は６人乗り以上のミニバンに人気があり３、４台はミニバンがトップテンにランクインしていました。ミニバンと言えば家族で乗る車の象徴的な存在ですが、当時では独身の若い人が流行でミニバン乗っていたこともありました。
さらには、今では売れなくなってしまったと言われるセダンですが、２０年前はクラウン、カローラー、マークⅡのトヨタ御三家と呼ばれるセダンがトップ３を占めていた時代もありました。
なかでも白いマークⅡは若者にも人気があり、無理をしてローンでマークⅡに乗っていた若い人も多いのではないでしょうか。
今も昔も人気車となる車や車種は、多くの人がその車に乗ることから、大量に流通することになりますので、中古車市場では値崩れが発生する場合があります。
流行から大型ミニバンに乗っていた人が、いざ車を売ろうとしたときには流行が変わって、人気が無くなっていることも多く、低額での買取査定に驚く人も少なくはありませんので、人気車に乗るときは単に流行で乗っていると後で後悔することもあります。
ただ、スカイラインGTRやＲＸ７のような人気のスポーツカーになると流行とは関係なく、高い人気となっていますので高値で取引されるケースが目立っています。