車査定相場表

あなたこれから車を売ろうとする場合、車の査定方法には、大きく分けて２つの方法があります。一つは、よく御存じのように、下取りです。これは、今度あらたに車を買う販売店で、下取りの査定をしてもらうことことです。もう一つは、街の車買取専門店などに持ち込む方法です。最近は、買取専門店などに持ち込む人が多くなったとはいえ、まだまだ少数派です。それでは、下取りと買取で、どちらが高く査定してもらえるか。

それは間違いなく、買取専門店で買い取ってもらったほうが査定額は高くなります。ただ、まれに下取りの方が高くなる場合もあります。その割合は、ことの性質上正確なデータというものは存在しませんが、圧倒的に買取専門店の査定のほうが高くなります。

それは、別の観点からも容易に推測できます。というのは、中古車買取専門店が登場してきたのは、１９９０年代です。それから２０年余り経っても、街に多くの買取専門店がまだ存在しています。要は、買取専門店の査定が、下取りと似たり寄ったりの金額だとしたら、もうすでに買取専門店というのは、この世のなかに存在していないだろうということです。

ですので、もしあなたが愛車をより高く査定してもらいたいのなら、一度はぜひ、買取専門店の査定にチャレンジしてみてください。もちろん相前後して、下取りでも査定をしてみてください。そうしないと、どれだけ査定額に差があるかわからないからです。

巷間言われているところをみると、もちろん車の種類にもよりますが、１０〜５０万円くらいの差額になることは多々あるようです。ぜひとも、まだあなたが一度も車買取専門店で査定をしてもらったことがないのなら、実行してみるとよいでしょう。

さらに、１店だけの買取専門店で査定してもらうより、他の買取専門店でも査定してもらうとよいでしょう。そうすると、もっと高額の査定額を提示されるかもしれません。２店目でさらに高額の査定額を提示されると、普通なら、もう１店、買取専門店の査定を受けてみたくなるものです。ここでも、さらに、より高額の査定額を提示されると、いったいどこまで査定額は上がりつづけるのだろう、と思うようになります。

このように、買取専門店を廻る毎に査定額が上がっていく人というのは、極めて稀です。もし、４軒目に急に査定額がそれまで提示された金額より低いと、次の店を廻る気があまりしなくなるかもしれません。しかし、５軒目の買取専門店では、最高の査定額が提示される可能性だってあります。

でも普通の人なら、この場合は４軒目でやめてしまうでしょう。もう１軒行っていれば、１０万円高く査定されたのにもかかわらず。でも、いまはこういう無駄な行動と時間の浪費をしなくても、最高の査定額を提示できるシステムができたのです。そう、１９９５年頃から始まったインターネット革命は、その影響を、車の査定額にも及ばすようになったのです。

それは、２０００年頃になって登場してきた、車の一括査定というシステムです。これはパソコンで、あるいはスマートフォンで、一瞬にして多くの車買取店に見積もり査定を依頼できるものです。しかもその査定額が競合していることを買取店に認識させることができるので、買取専門店が競って高額の査定額を提示するという画期的なものでした。